ルーティングテーブルを使ったIPパケットの転送(平成18年春ソフトウェア開発技術者午後1問1)

 今回解いてみたIT試験の過去問は、IPAの平成18年秋ソフトウェア開発技術者(現・応用情報技術者)午後1問1からの出題でネットワーク分野です。ルーティングテーブルを使ってIPパケットの転送がテーマになってます。

平成18年春ソフトウェア開発技術者午後1問1(ネットワーク)

平成18年春ソフトウェア開発技術者午後1(PDFファイル)

(引用ここから。解答を入れるための空欄の形式の変更などの一部改変があります。)

問1 IPアドレスとルーティングに関する次の記述を読んで,設問1~4に答えよ。

 複数のホスト上で動作しているプログラムの間で送受信されるアプリケーションのデータは,IPパケットによって送信元ホストから送信先ホストまで転送される。IPパケットは,送信先ホストのIPアドレスや送信元ホストのIPアドレスが書かれたヘッダ部と,アプリケーションのデータが格納されたデータ部からなる。
 IP パケットに含まれる送信先ホストのIP アドレスは,ネットワーク内のホストや ルータに設定されたルーティングテーブルのIPアドレスのネットワークアドレス部と比較され,転送先のルータが決定される。この動作が順次繰り返されて,最終的に送信先ホストに送信される。
 IP パケットの転送においては,システムごとにIPパケットの生存時間が決められている。生存時間は,IPパケットがルータをーつ通過するごとにーつずつ減らされ生存時間が0になると,IPパケットが破棄され,送信元に[a]を通知する。これはルーテイングテーブルの不具合によって,IPパケットの転送が[b]してしまうことを防止するためである。
 S 社では,次の図に示すネットワーク構成の社内LAN を新たに構築することにした。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2006h18_1/
2006h18h_sw_pm1_qs.pdf

 S社の社内LANには,IPアドレス1xx.64.10.0/25が割り振られている。この場合のサブネットマスクは255.255.255.128であり,ネットワークアドレスは[c],ブロードキャストアドレスは[d]である。

〔S社の社内LANのサブネットにおけるIPアドレスの付与基準〕
(1)最も若いアドレスは,サブネットアドレスである。
(2)サブネットアドレスの次に若いアドレスは,ルータに割り振る。
(3)ホストの番号の順に残りのアドレスを割り振る。
(4)ホストアドレス部のすべてのビットが1のアドレスは,ホストのアドレスとして使用しない。

 S社のシステム管理者が,図の社内LAN のルータA~C に対応したルーティング テーブルを次の表1~3に示すように設定した。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2006h18_1/
2006h18h_sw_pm1_qs.pdf

設問1 [a],[b]に入れる適切な字句を,それぞれ3字以内で答えよ。
設問2 [c],[d]に入れる適切な値を答えよ。
設問3 表1~3を参考にして,図中の[e],[f]に入れる適切なIPアドレスを答えよ。また,図中のn(サブネットAのホスト台数)の最大値を求めよ。
設問4 表1~3中の[g],[h]に入れるに入れる適切なIPアドレスを答えよ。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2006h18_1/
2006h18h_sw_pm1_qs.pdf

(引用ここまで)
 解答と解説については、「2」のページに記載しています。

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