難易度が高いダンジョン(降臨ダンジョンなど)に挑む場合は、どれだけのダメージを与えられるか把握した上でチームを組む必要があります。
例えば、高防御に加えて、高HPの敵モンスターを相手にする場合は、手数勝負が通用しないので、敵モンスターの防御力以上の火力を出して貫通を狙う必要があります。もしくは、敵モンスターのHPが一定割合以下になるとヤッカイなスキルを使ってくるようになるため、火力を加減しながら削る必要が出てきます。
このような場合に、ダメージの計算式を把握していれば、そのことを踏まえたチームを編成できたり、戦闘である程度のダメージ調整を狙えるようになります。
このことから、パズドラのダメージ計算式について調べてまとめることにしました。
パズドラにおいて、チーム内のモンスターがそれぞれ個別に敵モンスターに与えるダメージの計算式は次のようになっています。
(モンスターの攻撃力)×(主属性/副属性倍率)×(リーダースキル倍率)×(ドロップ倍率)×(+倍率)×(属性強化倍率)×(コンボ倍率)×(スキル効果1)×(有利属性/不利属性倍率)-(敵モンスターの防御力)×(スキル効果2)
モンスターの攻撃力
ゲーム中でモンスターの説明の所に表示されている、攻撃の数値です。+による上昇分も加算します。
主属性/副属性倍率
主属性の場合は1、主属性と異なる副属性の場合は0.3、主属性と同じ副属性の場合は0.1。
リーダースキル倍率
リーダーと助っ人(フレンド)のリーダースキルによる倍率です。同じ効果がある場合は、掛け合わせます。例えば、リーダーが火3.5倍、助っ人(フレンド)が火2倍の場合は、3.5×2で7倍になります。
ドロップ倍率
3個組で消すと1。4個以上の場合は、消したドロップの長さが1つ増えるたびに+0.25。複数組の同じ属性のドロップを消した場合は、それぞれ合計する。
例)次の図において、上から3段目、左から1番目の所にある回復ドロップを1マス左に移動させると、3個組と8個組の2つの火ドロップのグループ(それぞれ水色の枠で囲んでいます)を作って消すことができます。
この場合のドロップ倍率は、3個組と8個組の倍率それぞれ出して合計するので、
1+(1+0.25×5)=3.25
となります。
覚醒スキル「2WAY」持ちのモンスターの場合は、消したドロップが4個組のときに限り、その4個組については2WAY効果によって1.25×1.5^(所持している2WAYの数)と扱います。3個の場合、もしくは5個以上繋げた場合は、2WAY効果の対象外です。
例)2WAYの覚醒スキルを2つ持つモンスターが、攻撃に使える属性のドロップを、4個、4個、5個で消した場合の計算式は、
(1.25×1.5×1.5)×2+1.5で7.125
になります。
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+倍率
消したドロップの中に+付きが無い場合は1。+付きのドロップを消した場合は、1個につき+0.06する。同一ターンに消した、該当属性の+を合計します。それから、覚醒スキルの「ドロップ強化」がある場合は、さらに(1+チーム内の「ドロップ強化」の数×0.05)倍されます。
先ほどの図において、水色で囲まれた火ドロップの中には、+付の火ドロップが6つ含まれています。
ここで、+付きの火ドロップ6つを含めて、水色枠で囲まれた2つのグループの火ドロップを全て消した場合の+倍率は、
1+0.06×6=1.36
になります。
さらに、チーム内に「火ドロップ強化」の覚醒スキルが3つある場合は、
(1+0.06×6)×(1+0.05×3)=1.564
になります。
属性強化倍率
1+チーム内の該当する属性強化の数×0.1×独立した横一列を作れた数
横一列についてですが、別個にカウントされるには、互いにドロップが繋がらないで独立していることが必要です。画面全てが同一属性のドロップのように、列同士がドロップで繋がっている場合は、1列として扱われます。
属性強化の数が3つで、作った横一列の数が2つの場合は、
(1+0.1×3)×2=2.6
になります。
コンボ倍率
1コンボの場合は1。コンボが続くたびに+0.25。攻撃に関係しない属性ドロップを消してコンボを作っても加算されます。
3コンボを発生させた場合は、
1+0.25×2=1.5
になります。
スキル効果1
通常(スキルの効果が無い)は1です。特定のタイプ、もしくは属性の攻撃力をアップするスキルを使った場合は、効果が続く間、該当するモンスターについて倍率がアップします。
有利属性/不利属性倍率
攻撃する相手が有利属性の場合は2、不利属性の場合は0.5、その他の場合は1
以上で求めたaの値から相手のモンスターの防御力を差し引くと、そのモンスターが相手に与えるダメージになります。
チーム内に複数のモンスターがいる場合は、同一ターンに消すことができたドロップに応じて、それぞれ別個に計算します。
敵モンスターの防御力
攻撃する対象の敵モンスターの防御力です。ゲーム中では確認できないですが、パズドラ関係のwikiなどで確認することが可能です。
スキル効果2
敵モンスターの防御力を下げるスキルの効果です。通常は1です。敵モンスターの防御力を半減するスキル(獄天の焦熱など)の場合は0.5、4分の1にするスキル(アーマーブレイクなど)の場合は0.25、0にするスキル(ググるなど)の場合は0になります。
同一ターンに消されたドロップに応じて、チーム内のモンスターのそれぞれについて、個別に敵モンスターに与えるダメージが計算されます。副属性持ちのモンスターの場合は、主属性から独立して別個にダメージが計算されます。
防御力が異常に高いモンスターを相手にした場合など、上の計算式の結果が1以下になった場合は、1として扱われます。このため最低でも1のダメージを与えることができます。高防御、低HP型のモンスターを相手にする場合は、チームを副属性持ちのモンスターで埋めて、手数勝負で削る感じで戦うことになります。
例)常設化されたヘラ降臨ダンジョン(暗黒の神王妃)の第8戦目には、防御力72,000、水属性のネプチューンが出現します。火属性にとって、水属性は苦手属性です。
ここで、次の条件のモンスターが攻撃した場合に、ネプチューンに与えるダメージの計算。
・攻撃力1,500。
・リーダースキル倍率8.75倍。
・火属性強化6つ。
・火ドロップ強化6つ
・一度に消した攻撃に使えるドロップ(火ドロップ)の数は18で、横一列を含みます。消したドロップは全て繋がっています。
・消した攻撃に使えるドロップに含まれる+付きドロップの数は3。
・コンボの発生無し
・スキルを使って敵モンスターの防御力が半減。
・スキルを使って、属性攻撃力が1.5倍。
・今回は副属性は考慮しない。
矢印のように火ドロップを動かすと、盤面上の火ドロップ18個を全て消すことができます。
計算式は、
1,500×1×8.75×(1+0.25×15)×(1+0.06×3)×(1+0.05×6)
×(1+0.1×6×1)×1.5×0.5-72,000×0.5≒78,762
となり、78,762のダメージをネプチューンに与えることができます。余談ですが、常設ヘラ降臨ダンジョンに出現するネプチューンのHPは44,489なので、このモンスターの攻撃だけで倒せてしまいます。